授業中に感じる達成感

日本語教師こぼれ話
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授業準備。日本語教師になりたての頃は、教科書・文法書・ネット検索・養成講座を受講していた時のノート等を使って、頭をフル回転させて授業準備をしていました。
納得のいく授業準備をしたつもりでも、いざ授業をすると「あれ?反応が悪いな……」など、学生の予想外のリアクションに戸惑うこともあれば、提示した学習項目の意味を理解した時に表情が輝いたり、私の説明に納得して盛んにうなずいたりするのを見て、「今日の授業は成功した!」「準備して良かった!」「よしっ!きた!!」と思う瞬間もあります。授業の成否は、常に学生の反応の中に答えがあります。

その瞬間を得るために、最近は次の方法を意識して授業に取り入れています。
①レアリア:生教材(実物のりんご・新聞等)。
②絵カード:イラストや写真。
③PPT(パワーポイント)+プロジェクター:PPTをホワイトボードに映写。効率的な授業が可能。
※字を書いて見せた方が良い場合もあり。
④教師の表現力・やる気…私は役者と思いこみましょう。

上記①~④を効果的に駆使すると……。※あくまでも筆者の場合です。「あ~。なるほど。」「はいはい。そういう意味ね!」「あ~!こう言うのか!」という反応を見せてくれます。理解や納得がしっかりできると、その後の発話練習の声量も格段にアップします。そんなときは、教師として達成感を感じます。

クラスによって学生の年齢や関心の向き、学習目的、国籍等が異なるので、同じ学習項目でも担当するクラスに合わせて内容をアレンジしますが、このような達成感を得たいがために、日々試行錯誤しているのかもしれません。
この達成感を味わってみませんか。一度味わったらやみつきになりますよ!(金谷)