第128回 畳語4「またまたご冗談を」

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「まだまだ」続く畳語、今回は副詞を畳語にしたものです。「もっともっと」「いつもいつも」「ついつい」「わざわざ(わざと)」「ただただ」「とてもと ても」などはよく使われています。重ねて意味を強調したり、転じて少し異なる意味になるものもあります。元々が副詞なので、畳語で使われても元の語との関係にあまり意外性がないかもしれませんが、気持ちを伝えるときには結構重宝しているものが多いのではないでしょうか。「夕方になると、ついつい赤提灯に誘 われて~」「この料理は、私たちのためにわざわざ作ってくれたものです」といった具合です。(た)