タイトルの日が何の日かと問われれば、そう、言わずとも知れた「バレンタインデー」に「ホワイトデー」。
今年は両日とも、前日が私の日本語コースの授業に当たりましたので、授業の終わりに「明日は何の日ですか?」と学生たちに問いかけて、自国の習慣などを発表してもらいました。
私の担当しているクラスでは、中国・韓国・フィリピン・アメリカ・フランス・メキシコの6カ国の人達が学んでいますが、2月14日のバレンタインデーはどの国でも行われていました。しかし、女性から男性への限定つきは韓国と日本だけでした。
ホワイトデーは日本だけの筈だと思い、これは日本独特の「お返し」の文化が背景にあるのではないかと、得意がって自論を話しましたら、韓国の学生から「私の国でもやります」との声。
更に、「韓国にはブラックデーもあります」とその学生が言います。「え!?それは何ですか?」と私。その学生の説明は「ブラックデーは4月14日です。バレンタインデーにも、ホワイトデーにも何ももらえなかった人たちが集まって、“黒いもの”を食べるんです」
これには驚きました。なんだか韓国の人たちの“パワー”のようなものを感じませんか。(石)