横浜に向かう東横線の中で、3人の仲の良い女子学生(トルコ、韓国、フランスからの参加者)が、座席が空くと、少し離れたところに立っていた私を呼んで座らせてくれました。高田馬場を出発するときから積極的に話しかけてくれていたのです。電車の中で、「先生、英語を話しますか?」と聞いてきました。その前に、もう一人の先生とフランス人の学生と3人で話しているのを見ていたので、そう聞いてきたのでしょう。
私が、「英語は話せないのです。勉強してもなかなか覚えられません。」と言うと、「覚えられないのではなくて、一生懸命覚えないからです。」と、言われてしまいました。「そのとおりだね。」と言うと、屈託の無い笑顔で、「そうです。がんばってください。」と励ましてくれました。
彼女たちももちろん、私が接した学生たちは皆、一生懸命に日本語で話してくれたし、話そうと努力していました。私も再、再、‥‥挑戦しなくては、と教えられました。
案内役の私が、いたわってもらったり、元気づけてもらったり、とてもすばらしい学生たちと楽しい半日を過ごさせてもらいました。(尾)