「~子」という名前の人気の移り変わりを見てみましょう。
明治安田生命の生まれ年別名前の資料を見てみると、明治45年(大正元年)の女性の名前トップ3は千代、ハル、ハナで10位までに「子」の付く名前は正子、文子、千代子、静子の四つがランクインしています。
それ以降、「~子」の名前の人気はぐんぐん増え、大正10年(1921年)から昭和31年(1956年)までは1位から10位の全てを「~子」という名前が占める時代が続きます。36年間とは長いですね!
その後は「明美」や「真由美」など「~美」という名前や、「香織」「美穂」など「~子」でも「~美」でもない名前が増え、昭和55年(1980年)以降はずっと「~子」という名前は10位以内の名前の半数にも届かなくなってしまいます。
ちなみに、現時点での最新データ、平成21年(2009年)の欄を見ると、「~子」という名前は10位以内には一つもなく、100位まで範囲を拡げてやっと55位の「莉子」、81位での「璃子」のわずか二つが見つけられるのみです。
時代の流れなので仕方ない気もしますが、「~子」という名前を持つ身としては少し寂しい感じもします。
(み)つづく