歓迎会に送別会、忘年会に新年会、お花見、結婚式といった集まりから個人的な機会に至るまでお酒を飲む場は枚挙に暇がありません。今回は、お酒にまつわる言葉について考えてみましょう。
そもそも「酒」という言葉はどのようにして生まれたのでしょうか。
日本最古の歴史書といわれる『古事記』『日本書紀』の中には、酒を表す言葉として「ミキ」「クシ」「サケ」といった呼称が出てきます。
最も多く使われているのは「ミキ」で、接頭語の「ミ」に食物一般を表した「ケ」が転化した「キ」がついたもので、これは、今でも神道で神前に供えるお酒を「御神酒(おみき)」と呼ぶことにつながっています。(に)