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  2. 登録日本語教員養成・実践研修総合課程 通学コース

コース内容

  • 日本語教師のスタートラインに立つまでに必要な内容を、基礎から総合的に学びます。修了後、すぐに教壇に立てる実践力を養えるよう、アカデミックな理論と実践的な実習をバランスよく受講していきます。
  • このコースを修了すると、国家資格「登録日本語教員」の資格取得における養成機関ルート対象者として、基礎試験が免除されます。また、実践研修はこのコースにおいて実施するので、別途受講する必要はありません。
  • 授業スケジュールは学習効果を考えて組まれているので、スケジュールに沿って受講していけば、段階を踏んで無理なく日本語教師に必要な力を付けていくことができます。 教育内容は「登録日本語教員 実践研修・養成課程コアカリキュラム」における必須の教育内容に準拠しています。
  • 主要科目の中には、試験対策にポイントを絞った授業回を設けています。試験対策として、授業で身に付いた力を確認、復習する機会として活用できます。

授業時間

1月 平日午後クラス月~金13:40~17:0090分授業×2科目最短6か月で終了
4月/10月 平日午前クラス月~金9:10~12:3090分授業×2科目年2回開講・最短6か月で終了

受講料

入学金25,000円
テキスト代11,780円
実践研修受講料70,100円
教壇実習費10,000円
養成課程受講料511,920円
施設設備費62,000円
合計690,800円
※受講料は全て税込

教育訓練給付制度対象コース
修了後最大25万円給付

中野 すもも さん

2020年入学
10月午前クラス

コロナ禍だからこそ得られたものが、今とても役に立っています。

 現在、社会人としても日本語教師としても1年目という目まぐるしい日々を過ごしています。
 私の日本語教師への第一歩は、コロナ禍で始まりました。養成講座を振り返って、一番に思い出すのは担当講師からの「厳しい教案チェック」と「丁寧なフィードバック」です。教案を何度も修正し、提出する過程は、正直大変でした。しかし、この繰り返しのおかげで、「学生の立場で授業を考える」という基本が身についたと思います。毎回の実習後に次への課題を見つけられるようなフィードバックをもらえたことも成長につながりました。
 また、コロナ禍の状況でしたので、学校で直接会うことも限られていたため、クラスメートとはビデオ電話で教案の進捗状況を報告
したり、悩んでいる箇所を共有したりしました。この協働作業を通して、お互いの得意分野を活かしてチームとしてよりよい授業を
組み立てていくことができたのは、今の職場でのチームティーチングの基礎になったと思います。
千駄ヶ谷ではオンライン授業と対面授業の両方が実習で経験できました。就職活動をする際に、「オンライン授業に対応できること」という条件に怯えずに挑めたのも、この養成講座でオンライン授業の実習を経験できたからこそだと思います。
 新卒で日本語教育の世界に入る人は多くないかもしれません。しかし、日本語学校で学んでいる学生の大半が若い世代です。
私は、学生と年齢が離れていない今だからこそ、学生にとって「先生」ではなく、同じ目線に立つ「パートナー」として存在
できたらと思っています。 若い世代の皆さんも、ぜひ一緒にこの業界を盛り上げましょう!

田辺 久仁子 さん

2021年入学
4月午前クラス

教壇実習では成功と失敗の両方の経験が大切です

 私が受講したのは、半年間の平日通学コースです。
 豊富な知識を得られる「理論授業」と並行し、入学早々に実習も始まります。教案作成から学生への指導の仕方、ちょっとした言葉やジェスチャーの効果的な使い方まで、先生方には本当にきめ細かくご指導頂きました。
 1つの教案を完成させるまでにも、先生からの直接指導を複数回受けることが出来ました。その中には、日本語を母語とする私達
だからこそ難しかったことも多々あります。例えば「楽しみ」と「楽しい」の違い、「将来」と「未来」はどう使い分けるか?など、感覚で使っている言葉の取り扱いは毎回悩んだテーマです。先生方は外国人指導経験も大変豊富ですので、こういった内容への
アドバイスも非常に的確で、同時にとても新鮮でした。 コース全体を通じてやはり一番大変だったのは、実際の外国人学生を招いての教壇実習です。ここで成功も失敗も敢えて両方経験させて頂けたことが、非常に大きなポイントだったと確信しています。教壇に上がる度胸もつき、どれだけ多くの学びに繋がったかわかりません。
 グループワーク授業により築かれたクラスメートとの結びつきは強く、また担任の先生からは精神面での温かい励ましも頂くことが出来ました。学校全体のそういった雰囲気のおかげで、私達は最後まで頑張れたように思います。