2015年12月11日(金)、千駄ヶ谷日本語学校・付属校の外国人学生約1,100名と教職員、 養成講座受講生でディズニーシーへ遠足に行きました。
高田馬場校4月土曜クラス 上田 直人さん

私が引率したクラスは中国人学生が多く、中国留学経験がある私は話題作りに苦労しませんでした。
また、学生たちにとって男性の教師は物珍しさがあるようで、身の回りのことや勉強方法などたくさんの質問を受け、話が弾みました。 しかし、クラス全員とのコミュニケーションを取ることは、時間的な制約や広い敷地内ということもあり叶わず残念な思いもありました。 クラス運営の難しさやトラブル時の対応方法についても考えさせられ、臨機応変な対応力こそ私の大きな課題であると再認識しました。
今回の遠足参加で、日本語教師になって活躍したいという思いがより一層高まりました。 現場対応力のある日本語教師を目指し、今後も精進していきたいと思います。
高田馬場校10月午前クラス 塚越 智世江さん

東京駅に着くと電車が止まっており、駅で待機すること1時間余。その間に、初めて会った私によそよそしかった学生たちもだいぶ打ち解けてくれました。サウジアラビア、中国、ベトナムからの学生たちは個性豊かで仲良し。もちろん共通語は日本語で、時々わからなくなると「先生、なんて言うの?」と尋ねてきます。
結局、電車とバスを乗り継ぎ、ディズニーシーに着いたのは出発から5時間後。大変な中でも気遣いを見せてくれた心優しき学生たちには感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、教室の外での日本語教師の先生方を見ることができた良い機会でした。多くの人びとと出会い、日本語学習のお手伝いができる日本語教師は、やり甲斐のある素敵な仕事だと思いました。
横浜校10月午前クラス 山田智明さん
ディズニー・シーの遠足に引率として参加しました。
「この乗り物は、ジェット・コースターですか」「こわいですか」などと、がんばって話しかけてくる学生たちに、「面白いですよ」と答えながら、嬉しい気持ちになりました。みんな明るく、一生懸命話そうとする姿に感動しました。
今回、強風のため京葉線が運行停止となり、東西線へ迂回して行くことになりましたが、そんなアクシデントも学生たちとの良いコミュニケーションの場となりました。「振替輸送」「バス待ちの長い列」にとまどいながらも目的地に行けたことは、みんなにも良い経験になったのではと思います。
学生たちとコミュニケーションしていく中で、日本語教師は「日本語」を教えるだけでなく、習慣や考え方も伝える仕事であることを実感しました。学生たちの「なぜ?」に全ては答えられなかったと思いますが、これから日本語教師として「日本の良さ」「楽しさ」そして「なぜ?」について聞き・話し、たくさん伝えていきたいと思います。