2018年12月14日(金)、千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生約1,200名と教職員、養成講座受講生でディズニーランドへ遠足に行きました。
高田馬場校10月午前クラス 霜村忠さん

千駄ヶ谷日本語学校(本校)の東京ディズニーランドへの課外活動に、引率補助として同行させていただきました。私が配属されたクラスは、中国・台湾・香港・ベトナム・カタールからの学生19名の中級クラスでした。
当日は好天に恵まれましたが、風の冷たさが身に染みる日でした。ディズニーランド内では団体行動をすることになっており、学生たちが事前に話し合って決めたアトラクションを一緒に回りました。
途中、さすが中級クラスの学生だと思えた出来事がありました。レストランで注文をする列に並んでいた時に、私の前にいた学生が「先生は、何を召し上がりますか」と、私に質問したのです。私はこの言葉に、一瞬驚き、次にどう返答しようかと考えてしまいました。なぜなら、私が久しく聞くことがなかった日本語だったからです。
課外活動に参加して、日本語教師の仕事は、日本語を学ぶ学生にその場の状況にふさわしい正しい日本語を使える力をつけてあげることと、改めて感じることができました。
横浜校10月午前クラス R・Mさん

中級クラスの引率を担当しました。学習者も私も始めは緊張気味でしたが、お互いの出身地の料理や挨拶の話でだんだんと打ち解けることができました。単語や習った文法を駆使して、一生懸命話してくれたのが印象的です。
食事中に、キャラクターがプリントされたコップを指しながら「先生、これは日本語でなんといいますか。」と次から次へと尋ねてきて、英語をカタカナ表記した場合にどうなるか、音声学で学んだことをなんとか思い出して発音はどうなるかを教えると、嬉しそうに覚えてくれてこちらも自然と笑顔になりました。身近なところに学びのきっかけがあることを知りました。
乗り物に乗る直前に学習者が一人いないことが発覚し、担任が探し回るというハプニングがありました。その姿を見て、約20人をまとめる担任には相当な気力や体力が求められると思いました。しかし、そのようなハプニングも日本語教師と学習者の絆を強めるものになることがわかり、今後の励みになりました。普段の養成講座の授業内では学ぶことのできない非常に貴重な機会を与えて頂き、ありがとうございました。